各都道府県沖縄戦関係慰霊塔エリア/霊域参道
東京之塔(東京都)
所在地 | 糸満市山城 |
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建立年月日 | 昭和46年10月27日 |
敷地面積 | 8,000㎡ |
合祀者数 | 103,500柱(沖縄戦戦没者6,500柱、南方諸地域戦没者97,000柱) |
管理団体 | 東京都 |
塔の由来
基壇は8メートル四方で、遺族代表が多摩川で採取した小石を敷き詰めている。基壇中央に直径5メートルの塚があり、この塚は建設当時の23区、23市、9町、9村を象徴する64個の石で構成される。塚の中心に縦1.3メートル、横2.3メートルの石棺を模した舟型式の黒御影石の塔を据えている。上段広場は三方を石垣で囲んでいるが、この石垣は沖縄産の粟石を使い、沖縄特有の積み方をしている。
《建立の経過》 碑文から
さきの大戦中、南方諸地域において戦没せられた東京都の関係者は実に10万有余柱に及ぶ。顧みればわれら同胞が戦禍に堪えて刻苦精励すること20有余年、よく平和の恩恵に浴しえたことは、ひとえに英霊が戦火の悲惨と生命の尊厳を貴い血をもって示されたたまものにほかならない。
よって戦没者遺族をはじめ都民1100余万こぞって慰霊の誠を捧げ平和への誓いをこめ、ここ沖縄の激戦地米須の丘に謹んで東京の塔を建立する。
み霊よ安らかに眠りたまえ
昭和46年10月
東京都南方地域戦没者慰霊碑建設委員会