国立沖縄戦没者墓苑

国立沖縄戦没者墓苑は、沖縄戦で亡くなられた住民や軍人などの御遺骨を納めた国立の墓苑です

  1. 所在地沖縄県糸満市字摩文仁
  2. 建立年月日昭和54年2月25日
  3. 敷地面積8,528平方メートル
  4. 建築面積210.77平方メートル
  5. 参拝所110平方メートル
  6. 納骨堂141.69平方メートル
  7. 納骨数18万余柱
  8. 管理団体厚生労働省 社会・援護局

9 国立沖縄戦没者墓苑の建立から現在までの経緯

 沖縄戦では軍民あわせて18万人を超える人々の生命が失われた。これら戦没者の遺骨収集は戦後いちはやく地域住民によって始められ、それぞれの地域で納骨堂や慰霊塔が造られ遺骨を納めていたが 昭和32年には日本政府が当時の琉球政府に委託し那覇市識名に戦没者中央納骨所を建設した。しかし、納骨数が増えるにつれて中央納骨所が手狭になったため、沖縄戦で戦没した人々を追悼する国立の施設として、昭和54年にこの墓苑が開設され、遺骨も中央納骨所から転骨された。
 参拝所の屋根は沖縄の在来赤瓦を使い、納骨堂には沖縄産の琉球トラバーチン石1000個が古来の方法で積み上げられている。正面からみる建物は、沖縄の空と海の青さの中に見事なコントラストを見せ、その静かなたたずまいは悲惨な戦争により犠牲になった人々の御霊が安らかに眠るにふさわしい。
「沖縄の慰霊塔・碑」発行2007年6月23日発行財団法人沖縄県平和祈念財団から
この冊子は 沖縄県平和祈念資料館内ミュージアムショップで販売しています。

10 慰霊の日の様子

 慰霊の日には多くの御遺族の方々が訪れ、思い思いに花やお菓子、酒などをお供えし、御霊の冥福を祈ります。

献花のご案内

 献花などは 黒御影石の献花台か納骨堂の前に進み 香炉の前付近へお願いします。
 神事等が終わりましたら お供えの飲食物はお持ち帰りください。
 野良犬や猫 最近増えているカラスが食い散らかして墓所を汚すほか、悪臭の原因となります。
 また、供花類は、しおれ始めたら財団が撤去することがありますのでご了承ください。

敷地内への車両の乗り入れはお断りします。

マップ

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敷地内の写真など