各都道府県沖縄戦関係慰霊塔エリア/霊域参道

近江の塔(滋賀県)

近江の塔(滋賀県)
所在地 糸満市摩文仁
建立年月日 昭和39年11月25日(平成3年10月22日改修)
敷地面積 1,671㎡
合祀者数 1,697柱(南方諸地域戦没者を含む)
管理団体 近江の塔維持管理会

塔の由来

塔壇部分を高く重厚な味わいを持たせ、風格ある慰霊の空間を与えると同時に、前面左右に配された灯篭とのバランスを取り、リズムある構成にしている。背面の霊名碑は、「近江の塔」と調和する形をとる。塔体は上昇のイメージをより強める台座の意匠と相まって敬虔な祈りを象徴的に表現する。

《建立の経過》

沖縄戦やその近海における戦闘で命を失った十数万人にものぼる戦没者に対し慰霊の気持ちを表すとともに、戦争の空しさや悲惨さを次代に伝え、世界恒久平和の実現に向かい、たゆまぬ努力を誓うことの証しとして滋賀県および市町村から補助金を受け建立、滋賀県近江の塔維持管理会が管理している。
近江の塔維持管理会は沖縄県戦没者慰霊奉賛会(現在の沖縄県平和祈念財団)へ業務を委託。滋賀県が委託費用を負担している。慰霊事業は近江の塔建立以来、戦没者追悼・平和祈念式典が滋賀県遺族会主催により毎年6月に実施されている。

マップ

近江の塔の地図