各都道府県沖縄戦関係慰霊塔エリア/霊域参道
なにわの塔(大阪府)
所在地 | 糸満市摩文仁 |
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建立年月日 | 昭和40年4月26日(平成6年3月改修) |
敷地面積 | 2,495㎡ |
合祀者数 | 35,000余柱(沖縄戦戦没者 2,430余柱、南方諸地域戦没者 32,600余柱) |
管理団体 | 大阪府 |
《建立の経過》
終戦20周年記念事業の一つとして太平洋戦争終焉の地、沖縄で戦没した大阪府関係者を追悼するため、慰霊塔「なにわの塔」を沖縄島の最南端摩文仁に昭和40年4月26日建立した。昭和44年、なにわの塔建立5周年にあたり、南方諸地域戦没者を新たに合祀し、あわせて当施設を整備するため、奉安所、休憩所、周囲の石積み工事などが昭和44年4月から進められ同年10月24日完成した。
昭和60年、終戦40周年を記念して施設内の整備工事をするとともに常夜燈を設置した。平成4年、外壁の改修工事及び休憩所敷地のタイル敷き工事を実施した。平成6年、なにわの塔建立30周年にあたり、塔本体の基礎部分、休憩所、奉安所、正面階段などを大改修しスロープを設置した。
碑文
太平洋戦争最后の激戦地たるこの沖縄に勇戦力闘して、悲壮の戦死を遂げられた大阪府出身の英霊2,400有余柱。ねがわくは奇蹟的復興を遂げえた郷土の現状を見そなわせ。これひとえに最期まで祈り続けられた諸霊が在天御加護の賜にほかならない。
思えば個人の生命は短く、民族の歴史は永い。
終戦20年に当り最も犠牲の多かりし摩文仁の丘に「なにわの塔」を建立して、恭しく諸霊の御遺徳を顕彰し、あわせて人類恒久の平和を祈る。
御証悟安からんことを。
昭和40年4月26日
大阪沖縄戦没者慰霊塔建立委員会
大阪府知事 左藤義詮
大阪市長 中馬 馨
大阪府遺族会長 栗井岩吉