各都道府県沖縄戦関係慰霊塔エリア/霊域参道
みちのくの塔(青森県)
塔の由来 碑文から
本県南方戦没者1万9847人の慰霊のため、遥か郷土の秀峰岩木山の原石を船で運び、6地区遥拝のために副碑を配置して、昭和39年11月、県民の誠心を込めて「みちのくの塔」が建立された。以来、数回の補修工事や環境の整備を行い、碑前においては、毎年県人多数の参加の下、盛大に慰霊祭を挙行し今日に至る。時移り人変わりて、今後詣でる人々のために歴史的事業である「塔の由来」を碑文に残す重要性を思い、ここに青森県遺族連合会創立50周年記念事業として、木村知事謹作の和歌を献じ「みちのくの塔の由来」の碑を建立する。
平成9年11月11日
青森県知事 木村守男
青森県議会議長 高橋弘一
青森県遺族連合会会長 藤田美栄
○献歌
うつり香の消えるが惜しと年ごろを洗はですぎし吾子が衣よ
(弘前市西丘町・山本いし)
とこしえに安らけくあれ我が友よはるか潮路のはてにありとも
(深浦町艫作・三上 正)
征しままとなりはてしかど我が胸にかへり来まさぬひと日とてなし
(八戸市本徒士町・泉山れつ)
副碑文(建立 昭和39年11月11日)
(1) 中部太平洋、日本近海、南西諸島方面青森県戦没者慰霊碑(5,527柱)
(2) ニューギニア、ニューブリテン・セレベス、ソロモン方面青森県戦没者慰霊碑(1,217柱)
(3) 比島、レイテ方面 青森県戦没者慰霊碑(8,053柱)
(4) マレイ、スマトラ、ジャワ、ボルネオ方面 青森県戦没者慰霊碑 (1,508柱)
(5) 秦、仏印、ビルマ方面青森県戦没者慰霊碑(541柱)
(6) 中国大陸、台湾、香港方面青森県戦没者慰霊碑(2,455柱)
(注)沖縄本島及び周辺(544柱)