各都道府県沖縄戦関係慰霊塔エリア/霊域参道
甲斐之塔(山梨県)
所在地 | 八重瀬町具志頭 |
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建立年月日 | 昭和41年11月8日 |
敷地面積 | 761㎡ |
合祀者数 | 2,2048柱(沖縄戦戦没者524柱、その他諸地域戦没者21,524柱) |
管理団体 | 山梨県 |
《建立の経過》 碑文から
この塔は山梨県中富町山中幸作氏が昭和26年6月本土他府県にさきがけて建てた慰霊塔の第1号である。
当時氏は某建設会社の社員として渡沖し、業務のかたわら苛烈な戦蹟を訪ねまわり郷土山梨県人の散華の地と聞いては各所に私費を投じて塔を建て、英霊に供養したが、その5基中の1基である。
碑面の「慰霊塔」の文字は山梨県知事天野久氏の書であるが、之等一切の経費は自身の月給をさいてまかなったのである。
今回全県民の熱意によって「甲斐之塔」が見事落成したのも、正に氏の遺業がもたらしたものと信じ、本会は氏の遺徳をたたえ顕彰状を贈呈して茲にこれを記したのである。
昭和41年11月8日
社団法人山梨母をたたえる会理事長
山梨母の光会長 志村幸雄 讃書