各都道府県沖縄戦関係慰霊塔エリア/霊域参道

静岡の塔(静岡県)

静岡の塔(静岡県)
所在地 糸満市摩文仁
建立年月日 昭和41年4月30日
敷地面積 1,674㎡
合祀者数 40,409柱(沖縄戦戦没者 1,607柱、南方諸地域戦没者 38,802柱)〈建立時〉
管理団体 (公財)静霊奉賛会

《建立の経過》

昭和39年春から経済各種団体、遺族会などが現地視察を行った結果、慰霊塔の建立について放置しておけない状況であるとして、県に申し入れがなされた。
一方、県内各団体において、それぞれ独自に建立計画を行う動きが現れた。静岡県防衛協会常任理事会では、慰霊塔の建立に関する審議が行われた結果、沖縄慰霊塔建立期成同盟準備会が結成され、準備会委員一行が沖縄に渡航し、敷地の内定、買収手続の依頼などの準備が進められていった。
こうした状況の中、県としても各団体の計画をとりまとめるとともに広く県民の要望に応えられるよう、機が熟してきたとして、慰霊塔の建立について乗り出すことに決定した。昭和40年3月の県議会質問第1日総括質問において、斉藤寿夫知事が建立意思を表明するとともに、既成の各県の慰霊塔建立状況などについての調査を実施した。
その結果、慰霊塔建立のためには各界代表からなる「委員会」または「奉賛会」を結成し、県民の総意により建立することが適当であるとの結論に達し、県防衛協会などの関係各方面と十分協議の上、当該事業を実施する団体の設立が計画された。
この実施団体の設立にあたっては、先に県防衛協会において結成をみていた沖縄慰霊塔建立期成同盟準備会の方針などを参考とし、昭和40年4月9日県庁貴賓室で設立発起人会を開催し、知事をはじめ平野繁太郎、松井健治、宮崎作次の各氏ならびに県遺族会長、県市長会長、県町村会長らの出席のもとに、奉賛会設立の協議を行い、同年4月30日「静岡県戦没者沖縄慰霊塔建立奉賛会」(名誉会長=県知事・斉藤寿夫、会長=県商工会議所連合会長・平野繁太郎)が発足し、静岡市産業会館において発会式が盛大に開催された。

マップ

静岡の塔の地図