各都道府県沖縄戦関係慰霊塔エリア/霊域参道

ふくしまの塔(福島県)

ふくしまの塔(福島県)
所在地 糸満市摩文仁
建立年月日 昭和41年10月26日(昭和62年改修)
敷地面積 1,231㎡
合祀者数 66,304柱(沖縄戦戦没者 942柱、南方諸地域戦没者 23,947柱、その他地域戦没者 41,415柱)
管理団体 (一財)福島県遺族会

塔の由来

春山建築設計事務所長の春山新三氏が、福島県戦没者沖縄慰霊塔建設期成同盟会から慰霊塔の設計デザインの依頼を受けた。春山氏は、冥福・合掌・祈り、さらに平和への願いなどを具現化するスケッチを試み、沖縄摩文仁の丘の地も踏んだ。その試案の中で、県の中央にそびえ親しまれている磐梯山を象徴した塔こそ、沖縄の地に建立して英霊を慰めるのにふさわしいものとして採用した。

《建立の経過》 碑文から

この塔は、第2次世界大戦において祖国の隆昌と民族の安寧を念じて戦いに加わり、惜しくも海外において尊い命を散華された、福島県出身戦没者6万6000余柱の英魂を合祭したものであります。
われわれは、その勇姿をしのび祖国に殉じた誠をとこしえにたたえ、そのご冥福を祈るため、ふるさとの清石を運び慰霊の塔とし、八方には異郷の戦場をしのぶ遥拝所を配したものであります。
この建立にあたっては、福島県民の総意を基礎とした期成同盟会を結成し、広く県民各層からの協賛と浄財をあおぎ、ここ大戦最終の激戦地「摩文仁の丘」に英霊へのつきない敬慕と世界の永遠の平和の願いをこめて、この「ふくしまの塔」を建設したのであります
同郷6万6000余の霊よ、いつまでも、そしてやすらかにしずまりますことを祈ります。
昭和41年10月26日
福島県戦没者沖縄慰霊塔 建設期成同盟会

マップ

ふくしまの塔(福島県)地図