各都道府県沖縄戦関係慰霊塔エリア/霊域参道
南冥の塔
所在地 | 糸満市摩文仁 |
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建立年月日 | 昭和29年9月 |
合祀者数 | 12,000 柱 |
管理団体 | 内閣府沖縄県総合事務局 |
摩文仁周辺は沖縄戦の終焉地で軍人、住民、学徒隊が追い詰められ逃げ場を失った所である。壕もなく岩陰や木の陰まで避難民でいっぱいだった。そこへ米軍の連日連夜にわたる苛烈な砲撃や爆撃が襲いかかり、多数の死傷者を出した。沖縄戦に参戦し当時の地獄絵のような惨状が頭から離れなかったという日系二世の米兵ヤマモト・タツオ氏が昭和29年9月、摩文仁区民とともに身元不明の兵士や住民の遺骨1万2000柱を収骨して祀ったのである。