各都道府県沖縄戦関係慰霊塔エリア/霊域参道
防長英霊の塔(山口県)
塔の由来
日本古来の千木・勝男木(神社の屋根に設けられる部材)のイメージに、奈良朝時代の校倉造りの手法を合わせることで、清らかにして優雅な構造を持ち、御霊のよりどころと県民の心の象徴にふさわしい塔になっている。郷土の石材や花木を持ち寄って造られ、塔の中には遺族から託された霊石や遺品が収められている。
碑文
あなたの遊んだ川の石
あなたの登った山の石
ふるさとの石を寄せ
ここマブニの丘にうずめます
その一つ一つに
妻や子や父母の
こころが託されているのです
祈りがこめられているのです
みたまよ 願わくは
安らかに眠りたまえ
昭和41年11月
山口県知事 橋本正之